[ti:天使の彫像][ar:Sound Horizon][al:Roman][00:00.00]Sound Horizon - 天使の彫像[00:19.64]詞曲:Revo[00:21.64]歌:Jimang[00:23.64]声:深見梨加、能登麻美子、ゆかな[00:29.64]後の世に【神の手を持つ物】——[00:32.74]と称される彫刻家『Auguste Laurant』[00:37.18]戦乱の最中に失われ[00:39.58]平和と共に姿を現したとされる[00:43.12]未だ神秘の薄布(Banne)に包まれた彫像[00:47.08]彼の稀代の傑作[00:49.52]『天使』(Ange)に秘められし[00:51.74]知られざる《物語》(Roman)……[00:55.15]「物言わぬ冷たい石に 生命を灯せる等と[01:08.37]俗人達が謳うのは 唯の驕りに過ぎぬ[01:21.93]在る物を唯在る様に 両の手で受け止めて[01:35.03]温もりに接吻(くちづ)けるように[01:41.25]想いを象るだけ……」[02:01.85]《風車小屋》(Moulin maison)[02:04.26]空を抱いて 廻り続ける丘の上[02:15.05]工房(Atelier)は他を拒むように[02:20.88]静かに佇む影…[02:28.15]彼は唯独りで描いた[02:34.72]我が子の表情(かお)も知らずに……[02:45.32]【足り[0501=な]いのは小手先の素描力(Design)では[0501=な]い[02:51.98]——現実をも超える想像力(Imagination)】[02:58.48]「嗚呼…光を…嗚呼…もっと光を…[03:05.01]『即ち創造』(Creation)…憂いの光を……」[03:15.16]生涯逢わぬと誓い[0501=な]がら[03:21.69]足げく通う修道院(Monastere)[03:28.50]子供達の笑い声 壁越しに聴いている…[03:41.89]「君の手が今掴んでいるであろう[03:48.32]その《宝石》(いし)はとても壊れ易い[03:55.09]その手を離しては[0501=な]らない[04:00.88]例え何が襲おうとも……」[04:08.11]彼は日々独りで描いた[04:14.78]我が子の笑顔(かお)も知らずに……[04:25.28]【必要[0501=な]のは過ぎし日の後悔(Regret)では[0501=な]い[04:31.70]——幻想をも紡ぐ愛情(Fiction)】[04:38.55]「嗚呼…光を…嗚呼…もっと光を…[04:45.18]『即ち贖罪(Expiation)』…救いの光を……」[04:53.58]如何[0501=な]る 賢者 であれ[04:55.91]零れる砂は止められ[0501=な]い[04:59.76]彼に用意された銀色の砂時計[05:04.07]残された砂はあと僅か……[05:18.59]母親の灯を奪って[05:24.81]この世に灯った小さ[0501=な]《焔》[05:31.25]その輝きを憎んでしまった[05:38.06]愚か[0501=な]男の最期の悪足掻き…[05:45.12]想像の翼は広がり[05:51.38]やがて『彫像』の背に翼を広げた——[05:57.90]「嗚呼…もう想い遺すことは[0501=な]い[06:04.64]やっと笑ってくれたね……」[06:49.26]「其処にロマンは在るのかしら?」おわり